うつ病を公表した芸能人の現在と壮絶な闘病記|復帰までの軌跡

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なぜ、富も名声も手に入れたように見える人気芸能人が、過酷なうつ病や適応障害に追い詰められてしまうのでしょうか。そこには、一般社会とは比較にならない特異な職業環境が存在します。

第1の要因は、「24時間365日、全方位から評価に晒される心理的負荷」です。スマートフォンとSNSが生活インフラとなった結果、エゴサーチを行わなくとも理不尽な誹謗中傷や悪意ある切り抜き動画が本人の目に飛び込んできます。常に「人に見られている」「失言一つでキャリアが終わる」という過剰な警戒態勢が続くことで、脳の扁桃体が暴走し、自律神経が焼き切れてしまうのです。

第2に、「公私のペルソナ(仮面)の解離とアイデンティティの摩耗」が挙げられます。テレビ番組で見せる「常に明るく元気なキャラクター」「場の空気を完璧に読む気配り上手」という虚像を維持し続けるあまり、本来の自分が押し殺され、内面が空洞化していきます。キングコングの梶原雄太氏が若手時代に経験した記憶喪失や、ナイナイ岡村氏の休養直前の言動は、このペルソナ維持の限界値を超えた典型例といえます。

さらに、名倉潤氏のように「身体的侵襲(外科手術)に伴う術後ストレス」が引き金となるケースも見逃せません。骨や神経の手術による慢性的な痛みや身体の自由の制限は、セロトニンをはじめとする神経伝達物質のバランスを劇的に崩します。「肉体的な不調」と「仕事への焦り」が合流した瞬間、誰であってもうつ病を発症するリスクがあるのです。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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