数学の未解決問題と賞金1億円の現在地!天才たちが挑む超難問の真相

数学の未解決問題と賞金1億円の現在地!天才たちが挑む超難問の真相に関する最新のニュースを速報でお届けします。関心のある方は必見です。

数学界の頂点に君臨する難問といえば、1859年にベルンハルト・リーマンが提示したリーマン予想です。「リーマンのゼータ関数の非自明なゼロ点は、すべて実部が1/2の直線上にある」というこの予想は、一見すると純粋数学の孤立した命題に見えます。しかし、素数の現れる間隔や規則性を完全に支配する法則であり、リーマン予想の現在における検証作業では、スーパーコンピュータを用いて10兆個以上のゼロ点がすべて1/2の線上に並んでいる事実が確認されています。

さらに20世紀後半以降、原子核のエネルギー準位の間隔(量子力学の領域)とゼータ関数のゼロ点分布が完全に一致するという驚愕の事実が判明しました。純粋数論の難問が、自然界の物理法則と共鳴していたのです。現代の暗号理論の基礎である素因数分解の複雑性とも深く結びついており、もしリーマン予想が肯定的に証明されれば、素数に関する未踏の定理が一挙に千数百個も確定すると言われています。

一方、計算機科学の最前線で立ちはだかるのがP対NP問題です。「答えを見つけるのは難しいが、提示された答えが正しいか確認するのは簡単な問題(NP問題)」は、「答えを見つけるのも簡単な問題(P問題)」と同じ土俵に還元できるのかという命題です。もし「P=NP」が証明された場合、RSA暗号をはじめとする現代の金融セキュリティは瞬時に破綻し、創薬や配送ルート最適化などの複雑な計算が瞬時に完了する未来が訪れます。大多数の情報科学者は「P≠NP」を確信していますが、それを厳密に論証する数学的道具立ては未だ開発されていません。

また、航空機の設計や気象シミュレーションで日常的に使われているナビエ・ストークス方程式の解の滑らかさと存在性も未解決のままです。実務では近似計算で飛行機を飛ばしているものの、「数学的に解が無限大に発散(破綻)しない保証」はいまだ誰も与えられていません。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest