満二十歳とはいつ?数え年との違いや前日に歳をとる法の罠を徹底解剖

満二十歳とはいつ?数え年との違いや前日に歳をとる法の罠を徹底解剖の真相について、専門知識を取りまとめてご紹介します。

「満二十歳とは具体的にいつからなのか」という疑問に対する厳密な法的回答は、「20歳の誕生日前日の午後12時(24時00分)」です。 一般的には「誕生日当日の朝を迎えて初めて歳をとる」と考えられがちですが、日本の現行法規廷制規規規律では異なります。この根拠となっているのが、明治35年に公布された「年齢計算ニ関スル法律」および民法第143条(暦による期間の計算)です。 日本の法律では、期間を計算する際に「初日不算入の原則」が存在するものの、年齢計算に関しては例外として「出生日を初日として算入する」と定められています。そして、満年齢が1つ加算されるのは「起算日から数えて1年間の期間が満了した時点」、すなわち「誕生日前日の午後12時(終了時)」と規定されているのです。

4月1日生まれが「早生まれ」になる理由

この「誕生日前日に歳をとる」という法律上の規定が最も色濃く現れている実例が、学校教育法における学年の区切りです。 学校教育法第17条では、保護者は「子が満六歳に達した日の翌日以後における最初の学年の初めから就学させる義務を負う」と定めています。学年の初めは4月1日です。 4月1日生まれの子どもは、前日の3月31日午後12時(24時)に「満六歳」に達するため、その「翌日」はまさに4月1日となります。その結果、4月1日生まれの児童は前学年(早生まれグループ)に組み込まれるという、長年多くの人々が抱いてきた疑問の法的根拠がここにあります。

誕生日前日の夜、コンビニでお酒は買えるのか?

警察関係者や行政書士らへの取材によると、誕生日前日の夜間における年齢確認トラブルは後を絶ちません。法理上、満二十歳に到達するのは誕生日前日の24時(当日の午前0時)であるため、誕生日前日の午後11時59分までは法的に「20歳未満」です。 深夜営業のコンビニエンスストアや飲食店で身分証を提示した場合、POSレジの自動判別システムは日付データに基づいて管理されているため、日付が変わる前(23時台)の販売は厳格に拒否されます。「あと数十分で誕生日だから」という主張は、店舗側の営業停止リスクに直結するため一切通用しません。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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