伝説の政界の寝業師・三木武吉の生涯|保守合同と愛人発言の真相を解明
伝説の政界の寝業師・三木武吉の生涯|保守合同と愛人発言の真相を解明に関する深掘り解説を詳しく解説いたします。
三木武吉という人物を語る上で欠かせないのが、昭和27年(1952年)の総選挙における立会演説会での「愛人発言」です。対立候補から「三木には愛人が4人おり、女性関係が乱れている破廉恥漢だ」と壇上から猛烈な個人攻撃を受けた際、三木武吉は怒るどころか静かに壇上へ進み出ました。
マイクを握った三木武吉は、聴衆に向かって次のように語りかけました。
「先ほど対立候補から、私に愛人が4人いるというご指摘がありました。しかし、これは全くの事実無根であります。正確に調べ直してみましたところ、私の愛人は4人ではなく、実は7人おります」
会場が騒然となる中、三木武吉はすかさず言葉を続けました。「ただし、私はこれまで一人として彼女たちを捨てたことはなく、年老いた現在に至るまで全員の生活の面倒を最後まで責任を持って見ております」。このあまりにも正直で豪胆な告白に、会場はどよめきから一転して割れんばかりの拍手と大爆笑に包まれ、三木武吉は見事にトップ当選を果たしました。
現代の倫理観では到底許容されない内容でありながら、自らの非を隠さず責任を全うする覚悟をユーモアに変えて見せたこの逸話は、三木武吉の人間的な魅力と人心掌握術の極致として、いまなお語り草となっています。