血糖値スパイクとは?食後の眠気・だるさの真相と今すぐできる予防法
血糖値スパイクとは?食後の眠気・だるさの真相と今すぐできる予防法の重要なポイントについて、専門知識を基に徹底解説します。
血糖値スパイクとは、食事を摂取した直後に血液中のブドウ糖濃度(血糖値)がまるで尖った針(スパイク)のように急上昇し、その後急降下する現象を指す。医学的には「食後高血糖」と呼ばれる状態の一種だ。
健康な人の場合、食事を摂っても血糖値は緩やかに上昇し、上限でも140mg/dL未満に抑えられた後、2〜3時間かけて自然に基準値(およそ70〜110mg/dL)へ戻る。しかし、血糖値スパイクを起こしている体内では、食後短時間で血糖値が140mg/dL以上、場合によっては200mg/dL近くまで跳ね上がる。
この急上昇に驚いた膵臓(すいぞう)は、血糖値を下げようと慌てて大量のインスリンを放出する。これがインスリン過剰分泌の仕組みだ。過剰に分泌されたインスリンの働きにより、今度は血糖値が急激に下がりすぎてしまい、一時的な「反応性低血糖」に陥る。脳のエネルギー源であるブドウ糖の供給が急変することで、脳がエネルギー不足と錯覚し、食後の猛烈な眠気やだるさ、集中力の急減退、強い疲労感、イライラといった血糖値スパイクの症状と原因が引き起こされる。