従三位のすごさとは?位階の序列と正三位の違い・歴代受章者を解説
従三位のすごさとは?位階の序列と正三位の違い・歴代受章者を解説についての真相をご紹介します。
日本の歴史において、従三位は武士や官人にとって「一生をかけて目指す至高の到達点」でした。四位と三位の間には目に見えない巨大な壁が存在し、四位止まりの武士・貴族は「諸大夫(しょだいぶ)」と呼ばれたのに対し、従三位に昇叙して初めて一人前の「公卿貴族」として宮廷社会に認知されたからです。
平安時代から鎌倉・室町、そして戦国・江戸時代に至るまで、従三位に叙せられた人物には日本史の教科書を彩る重要人物が並びます。
【歴史上で従三位に叙された主な人物】
- 平忠盛(平清盛の父):武士として初めて殿上人となり、最終的に従三位に登り詰めて平氏政権躍進の足がかりを築いた。
- 源実朝(鎌倉幕府第3代将軍):朝廷との関係を重視し、武士の身でありながら若くして従三位・右近衛中将に昇進。
- 真田信之(真田信繁/幸村の兄):信濃松代藩の初代藩主。長年の功績と徳川幕府への貢献から90歳を超えて従三位に叙せられた。
- 徳川御三卿の当主たち:田安家・一橋家・清水家の当主は、原則として従三位以上の高位に叙任され、将軍家の後見役を務めた。
このように、武士の時代であっても軍事力だけでは得られない権威の象徴として、従三位という位階が重宝され続けました。