紫陽花の花が咲かない理由とは?葉ばかりの枝を来年満開へ導くプロの剪定術

紫陽花の花が咲かない理由とは?葉ばかりの枝を来年満開へ導くプロの剪定術とはどのようなものなのか? 主要なファクトを簡潔に解説します。

アジサイ栽培において最も根強く蔓延している誤解が、「アジサイは日陰を好む陰樹である」という認識です。寺院の鬱蒼とした杉木立のなかでしっとりと咲く風景写真や、梅雨の雨に打たれるイメージが先行し、日光を嫌う植物であると誤認している人が少なくありません。

しかし、植物生理学的に見て、アジサイが健全に光合成を行い、エネルギーを蓄えて花芽を分化させるためには相応の光量が絶対に必要です。完全な日陰(直射日光が終日入らない北側や建物の隙間)に植えられた株は、生存のために光を求めて枝葉を徒長させますが、莫大なエネルギーを消費する生殖成長(開花)へと舵を切ることができません。これが紫陽花地植え咲かない理由として非常に多く見受けられるブラインド現象です。

正しい認識は、「極端な西日や真夏の猛烈な直射日光による葉焼けを嫌うが、午前中の光はたっぷり好む半日陰性植物」です。東向きの庭や、午前中だけ木漏れ日が差し込む場所こそがベストであり、薄暗い日陰に置かれた株は、鉢植えなら日当たりの良い場所へ移動し、地植えなら周囲の枝を間引いて採光を確保しなければ、何年経っても花を拝むことはできません。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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