助詞と助動詞の違いは活用にあり!入試国語を攻略する識別ルール
助詞と助動詞の違いは活用にあり!入試国語を攻略する識別ルールの要点を分かりやすくまとめてご紹介します。
付属語の二大巨頭をより深く理解するために、助動詞と助詞それぞれの内部分類を確認していきましょう。丸暗記に頼るのではなく、機能ごとにグループ化して整理することが確実な定着につながります。
助動詞の活用形一覧表と主な意味
中学校で学習する助動詞は基本的に18種類(主要なもの)存在します。助動詞は直前の言葉(接続)と自身の意味、そして動詞や形容詞と同じく「未然形・連用形・終止形・連体形・仮定形・命令形」の6つの活用形を持っています。
例えば、「れる・られる(受身・可能・自発・尊敬)」「せる・させる(使役)」「ない・ぬ(否定)」「たい・たがる(希望)」「た・だ(過去・完了)」「そうだ(伝聞・様態)」「ようだ・らしい(推定・比喩)」「だ・です(断定)」などが代表格です。助動詞の活用形一覧表を頭の中で組み立てる際は、「れる・られる」のように動詞と同じ型で変化するものや、「ない」「たい」のように形容詞型(かろ・く・い・い・けれ)で変化するものなど、自立語の活用パターンと紐付けると記憶の負担が大幅に軽くなります。
助詞の種類と働き一覧|格助詞接続助詞副助詞の違い
一方の助詞は形が変わりませんが、その役割に応じて4つのカテゴリーに分かれます。高校入試でも頻出の「格助詞接続助詞副助詞の違い」と「終助詞」の役割を整理しておきましょう。
1. 格助詞:主として体言(名詞)の後ろにつき、その名詞が文の中で主語なのか、目的語なのか、修飾語なのかという「資格(関係)」を示します。有名な覚え方は語呂合わせの「鬼が戸袋デカラ(を・に・が・と・ば・へ・で・から・より)」です。文の骨組みを作る重要なパーツとなります。
2. 接続助詞:用言(動詞・形容詞・形容動詞)や文の後ろにつき、前後の文脈を「順接」「逆接」「原因・理由」などでつなぎます。「〜ので」「〜から」「〜ば」「〜ても」「〜が(例:行ったが雨だった)」などがこれに当たります。格助詞の「から」「が」と同音異義語になるため、前につく言葉が名詞か用言かで見分ける必要があります。
3. 副助詞:さまざまな品詞の語につき、限定・強調・例示などのニュアンス(含み)を付け加えます。「〜は」「〜も」「〜さえ」「〜ばかり」「〜など」が代表です。文の構造を決定づけるのではなく、意味を添える働きをします。
4. 終助詞:文の終わり(文末)や文節の切れ目につき、疑問・禁止・感動・念押しなどの気持ちを表します。「〜か」「〜な(禁止)」「〜よ」「〜ね」など、会話の語感を整える役割を果たします。