新生児オムツ替えの足の持ち方!股関節を守る助産師の正解ケア法
新生児オムツ替えの足の持ち方!股関節を守る助産師の正解ケア法の要点を分かりやすくまとめてご紹介します。
では、足を引っ張らずに汚れを拭き取り、新しいオムツをセットするには具体的にどう動かせばよいのでしょうか。全国の産科病棟や訪問指導で助産師が実践している、安全かつスピーディなオムツ交換の基本ステップを整理しました。
最大の合言葉は、「足を持つのではなく、お尻を面で支える」ことです。
オムツ替えを始める際は、まず新しいオムツを広げ、汚れたオムツのすぐ下に重ねて敷いておきます。こうすることで、古いオムツを外した瞬間の不意なおしっこや便による敷布団の汚れを最小限に防ぐことができます。
次に、汚れたオムツのテープを外し、前側を開いて汚れの程度を確認します。ここでお尻を浮かせる際、保護者は片手を赤ちゃんの太ももの下から差し入れ、手のひら全体で赤ちゃんのお尻(仙骨部)を優しくすくい上げるようにしてわずかに持ち上げます。このとき、赤ちゃんの膝が自然に曲がり、お腹の方へと軽く近づく角度を保つことが肝要です。
お尻を数センチだけ浮かせた状態で、もう片方の手を使っておしりふきで前側から後ろ側へと汚れを拭き取ります。汚れたオムツをクルクルと内側に丸めながら抜き取り、あらかじめ敷いておいた新しいオムツの上に赤ちゃんの腰をそっと着地させます。足首を引っ張る動作を一切挟まないため、赤ちゃんの股関節には伸展ストレスが全くかかりません。
身体を左右に優しく転がす「ローリング法」も有効です。赤ちゃんの片側の太ももとお尻を支えて身体を軽く横向きにし、背面の汚れを拭いて半分ずつオムツを滑り込ませるアプローチです。首がすわらない新生児期であっても、首と体幹の軸を揃えてゆっくり傾ければ、赤ちゃんの身体に負担をかけることなくスマートにお手入れが完了します。