契約書の製本テープは白と黒どちら?失敗ゼロの貼り方と契印マナー
契約書の製本テープは白と黒どちら?失敗ゼロの貼り方と契印マナーとはどんな影響があるのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。
製本テープを貼る作業は一見単純ですが、空気が入って波打ったり、背表紙が斜めにずれたりすると、それだけで受け取った側に雑な印象を与えてしまいます。美しく堅牢に仕上げるためのプロの工程をステップ順に解説します。
1. 契約書袋とじホッチキスの留め方の黄金律
まず最初に行うホッチキス留め(ステープラー)にこそ、仕上がりの成否を握るポイントがあります。横書きの契約書(左開き)の場合、留める位置は左端から約3〜5mmの余白部分です。ここが深すぎると製本テープの幅に収まらなくなり、浅すぎるとページが脱落します。
留める箇所は上下2箇所均等が基本です。A4サイズであれば、上下端からそれぞれ約50〜60mm内側の位置に垂直に打ち込みます。打ち込んだ後は、定規の角やヘラの平らな面を使ってホッチキスの針の裏面を上からギュッと平らに押しつぶすのが裏技です。針の膨らみをなくすことで、テープを貼った際にポコッとした突起ができず、フラットで美しい背表紙に仕上がります。
2. 製本テープ幅サイズの選び方
契約書の厚みに合わせた製本テープ幅サイズの選び方も極めて重要です。サイズを誤ると、ホッチキスの針がテープからはみ出す大失態を招きます。
- 25mm幅:契約書の総ページ数が2〜30枚程度(最も一般的な厚み)。表と裏にそれぞれ約10〜11mmずつ均等に巻き込めます。
- 35mm幅:30〜70枚前後のやや厚手の契約書・約款付き文書。針をしっかり覆い隠す十分な糊代を確保できます。
- 50mm幅:70枚を超える大量の仕様書や別紙を合冊した特大契約書向け。
3. 製本テープ綺麗に貼る裏技コツ
製本テープを一切歪ませずに貼るには、市販の剥離紙スリットを最大限に活用します。
- 長さを決めてカット:契約書の縦サイズ(A4なら297mm)より上下それぞれ5mm程度長めにカットするか、あるいは用紙の長さに完全に合わせてミリ単位でジャストカットします。
- 半分だけ剥がす:テープ裏面の剥離紙には中央に切れ目(スリット)が入っています。まず片側半分だけを剥がします。
- 表面の位置合わせ:契約書のオモテ面を上に向け、左端のラインとテープの中央折り目をピタリと平行に合わせ、中央から上下に向かって指の腹で空気を抜きながら貼り付けます。
- 背表紙の角を立てる:契約書を立てて机の上にトントンと打ち付け、背表紙の角に指の腹を滑らせて直角の折り目をしっかりクセ付けします。
- 裏面を巻き込む:残りの剥離紙をゆっくり剥がしながら、裏面へとテンションをかけつつ均一に巻き込み、定規やヘラで一気に圧着します。
この手順を踏むことで、初心者でもシワや気泡が一切入らない、専門業者が仕上げたようなピンと張った製本が完成します。