プロが教えるブドウ棚の作り方!台風に負けない最強Diy完全版
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骨組みが完成した後に棚面へ張り巡らす「誘引線」の選定において、プロ果樹農家が絶対に使わないのが金属製の「番線(針金)」です。かつて主流だった亜鉛メッキ針金は、数年でサビが発生してつるを痛めるだけでなく、真夏の直射日光で高温になり新梢(柔らかい若枝)を熱損傷させるリスクを抱えています。
現在のプロ現場における業界標準は、積水樹脂などが製造するポリエステル製被覆線「エクセル線(ポリエステル線)」です。比重が針金の約1/6と極めて軽量でありながら引張強度は鉄線並み、サビず、熱を持たず、耐用年数は15年以上に達します。
💡 エクセル線をピンと張るための3大ステップ- 線受け金具の設置:単管パイプに「パッカー」や穴あけ加工したフラットバーを取り付け、エクセル線を30cm〜40cm間隔の格子状に通す準備をする。
- 端末の固定:端のパイプに2回巻き付け、専用の「クランプ管」や強力な結び(もやい結び+二重止め)で確実にロックする。
- テンションの導入:反対側の端に「ターンバックル(枠式締め具)」または専用の線締め器(シメール等)を介して接続し、指で弾くと「ピン」と澄んだ金属音が鳴るまで締め上げる。
エクセル線は温度変化による熱膨張・収縮が少ない特性を持ちますが、初年度に果実の荷重がかかると初期伸びが発生します。ターンバックルを端部に仕込んでおくことで、2年目以降のテンション再調整が数分で完了します。