立正佼成会大聖堂の解体噂は本当か?普門館跡地の現在と耐震問題の真相

立正佼成会大聖堂の解体噂は本当か?普門館跡地の現在と耐震問題の真相とは一体何なのか? 詳しい意味を簡潔に解説します。

杉並区のシンボル的存在である立正佼成会大聖堂に対して「解体されるのか」という疑念が持ち上がった最大の契機は、隣接地に存在していた普門館(ふもんかん)の解体にあります。1970年に完成し、約5,000人を収容できた普門館は、全日本吹奏楽コンクール全国大会の会場として数々のドラマを生み出し、カラヤン指揮のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団が来日公演を行った歴史的ホールでした。

しかし、2011年3月の東日本大震災を機に実施された詳細な耐震診断において、大ホールの天井構造などに震度6強以上の揺れで崩落するリスクが判明します。改修には数十億円規模の巨額費用が見込まれたこと、および構造上完全な安全確保が極めて困難であるとの技術的判断から、教団は2018年に解体を正式決定し、2019年末までに地上部が完全に撤去されました。

この象徴的ホールの消滅が引き金となり、「同じ敷地群にある大聖堂も築年数が古く、耐震問題で解体・建て替えになるのではないか」「広大な敷地の一部がデベロッパーへ売却されるのではないか」という憶測が一気に拡散しました。しかし、関係者への取材や公式資料を確認する限り、大聖堂自体の即時解体計画や敷地全体の売却が決まった事実は存在しません。大聖堂は段階的な耐震補強工事や空調・電気設備の更新を重ねながら、現在も教団の中枢拠点として維持・稼働を続けています。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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