太ももの内側がつる激痛の正体|即効の応急処置と隠れた病気のサイン
話題沸騰中の 太ももの内側がつる激痛の正体|即効の応急処置と隠れた病気のサインについて、詳しいまとめを分かりやすく掲載しています。
ネット上のセルフケア情報の中には、医学的に見て危険な誤解が紛れ込んでいます。良かれと思って実践した処置が、かえって症状を重篤化させてしまうケースが後を絶ちません。
最大の盲点は、「つった筋肉を力任せに伸張させるストレッチ」の危険性です。前述の通り、痙攣状態の筋肉は筋繊維が限界まで縮こまり、硬直しています。この状態で無理に開脚したり、壁に脚を押し当てて引き延ばそうとすると、耐えきれなくなった筋繊維や筋膜が微小断裂を起こします。つりが治まった後も「内ももを押すと痛い」「歩くときに引きつる」といった痛みが数日続く場合、痙攣から軽度の肉離れへと移行してしまった証拠です。
もう一つの誤解は、「水分補給=ただの水を大量に飲むこと」という思い込みです。夜間の脱水を防ごうと、就寝直前に純水やカフェイン入りの緑茶・コーヒーを多量に摂取するのは逆効果になり得ます。純水だけを短時間で大量に飲むと、血液中のナトリウム濃度が一時的に低下し、身体は濃度を保とうとして余計に水分を排出しようとします(自発的脱水)。さらにカフェインの利尿作用によって夜間の尿量が増え、結果としてミネラル不足に拍車をかけてしまいます。水分補給は、「常温の麦茶や白湯に微量の塩やにがりを加えたもの」を、就寝30分前にコップ1杯程度ゆっくり飲むのが正しい作法です。