善通寺市民プール現在の営業状況は?閉鎖の真相と再開予定・跡地動向
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市民に愛された大型レジャー施設がなぜ廃止に追い込まれたのか。報道発表資料や市議会の議事録を紐解くと、地方自治体が抱える公共インフラ老朽化と財政の壁という複合的な要因が浮き彫りになります。
最大の理由は、1980年代後半の開設から30年以上が経過したことによる施設全体の致命的な劣化です。具体的には以下の物理的・構造的トラブルが顕在化していました。
- 配管の亀裂と地下漏水:大量の水を使用・循環させる配管系統が腐食し、水圧の維持や衛生管理が困難なレベルに達していたこと。
- 濾過設備・機械室の機能不全:大型循環ポンプや滅菌装置の耐用年数が大幅に超過し、部品調達すら不可能な状態に陥っていたこと。
- ウォータースライダーの強度低下:FRP(繊維強化プラスチック)製の大型スライダー本体および鉄骨支柱に経年劣化が見られ、利用者の安全確保に巨額の補強工事が必要だったこと。
これらをすべて現代の安全基準に合わせて全面改修・更新する場合、概算で10億〜20億円規模の費用が発生すると試算されました。少子高齢化が進み、限られた予算を社会保障や教育、防災インフラへ重点配分しなければならない善通寺市にとって、夏場のわずか2ヶ月弱しか稼働しない屋外プールに巨額の起債を行うことは、持続可能な行政運営の観点から極めて困難だったと言えます。