意見具申とは?進言や提案との違いやビジネス・公務員の例文まで徹底解説
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意見具申の読み方は「いけんぐしん」です。日常会話で頻繁に使われる言葉ではないため、官公庁の通達や歴史ドラマ、あるいは大企業の規程集などで初めて目にしたという方も多いのではないでしょうか。
意見具申の意味を正しく理解するには、言葉を構成する2つの漢字を分解して観察するのが近道です。「具」には「具備」「具体」という熟語が示すように、「つぶさに」「詳しく」「もれなく揃えて」という意味があります。一方の「申」は、「申し上げる」「申述する」という言葉の通り、目上の相手に対して言葉を述べる謙譲の意を含んでいます。すなわち、意見具申とは「下位の者が、上位者や組織の意思決定層に対して、事実関係や根拠となるデータを詳細に揃えたうえで、公式に意見を申し述べること」を指します。
組織論の観点から見れば、意見具申とは単なる「個人の感想」や「私見の開陳」ではありません。最前線で業務に当たる実務担当者が、現場で生じている課題、客観的な数値データ、予想されるリスク、そして導き出される解決策を論理的に整理し、決裁権を持つ上司や経営層に判断材料を提供する高度に制度化されたコミュニケーションです。