検体検査とは?生体検査との決定的違いと血液・尿から迫る病気リスク
検体検査とは?生体検査との決定的違いと血液・尿から迫る病気リスクに関する知りたいポイントを初心者にも親しみやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。
Q1:検体検査の採血当日は、なぜ朝食を抜かなければならないのですか?
A1:食事を摂取すると、血液中のブドウ糖(血糖値)や中性脂肪(トリグリセライド)の値が急激に上昇し、本来の基礎代謝状態が正確に測定できなくなるためです。また、食後に血液が白濁(乳び)すると、生化学分析装置の光学センサーが光を正確に透過できず、肝機能や総蛋白などの数値にまで誤差が生じるリスクがあります。正確な測定を行うため、医師の指示に従い原則10〜12時間以上の絶食を守ることが極めて重要です。
Q2:人間ドックの尿検査で「尿潜血(+)」と出ました。痛みがなくても受診すべきですか?
A2:自覚症状が全くない無症候性血尿であっても、必ず泌尿器科を受診してください。尿潜血は目に見えないレベルの微量な赤血球が尿に混入している状態を指します。激しい運動や体調不良による一時的なものも多いですが、痛みを伴わない無症候性の血尿こそが、膀胱がんや腎臓がん、腎盂尿管がんの初期症状であるケースが臨床上少なくありません。エコー検査や尿細胞診を行うことで、深刻な病気の早期発見に繋がります。
Q3:検体検査の結果は、受診したその日のうちにわからないのでしょうか?
A3:検査項目と医療機関の設備によって異なります。院内に臨床検査室と自動分析装置を備えている総合病院や中核クリニックであれば、一般的な血液算定(赤血球・白血球など)や主要な生化学項目(肝機能・腎機能・電解質)は、採血後30分〜1時間程度で当日のうちに結果が出ます。一方、微生物の培養検査(数日〜1週間)や、組織を取り出して顕微鏡標本を作る病理組織検査・細胞診(1〜2週間程度)、特殊な遺伝子検査などは、外部の衛生検査所への委託や標本作製に日数を要するため、当日の即日開示はできません。