胃腸炎で抗生物質が出ない理由は?効かない真相と最新治療基準

胃腸炎で抗生物質が出ない理由は?効かない真相と最新治療基準に関する基本知識をわかりやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。

Q1:過去にもらった抗生物質が家に余っています。下痢がひどいので飲んでもいいですか?
A1:絶対に飲んではいけません。胃腸炎の原因菌に合致していない可能性が高いばかりか、中途半端な服用は腸内の善玉菌を殺して下痢を悪化させ、耐性菌を生み出す最大の原因になります。残薬の自己判断服用は百害あって一利なしです。

Q2:胃腸炎のときは点滴を打ってもらえば早く治りますか?
A2:点滴の中身は基本的に水分と電解質(塩分など)であり、病気を直接治す成分は入っていません。自力で経口補水液が飲める状態であれば、点滴と同等以上の水分吸収が腸から行われます。点滴が必要なのは、激しい嘔吐でスプーン1杯の水すら吐いてしまい、重度の脱水に陥っている緊急ケースに限られます。

Q3:ドラッグストアで市販の下痢止めを買って飲んでも大丈夫ですか?
A3:感染性胃腸炎の初期にロペラミド(ロペミンなど)をはじめとする強力な市販の下痢止めを飲むのは避けてください。ウイルスや細菌毒素を腸内に閉じ込めてしまい、症状の悪化や病気の長期化を招く危険があります。市販薬を使用したい場合は、腸内環境を整えるビフィズス菌製剤や、吸着作用のある整腸薬にとどめましょう。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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