髪質改善トリートメントの効果は嘘?痛む噂の真相と縮毛矯正との違い

髪質改善トリートメントの効果は嘘?痛む噂の真相と縮毛矯正との違いの重要なポイントについて、専門知識を取りまとめてご紹介します。

「トリートメントと名乗っているのに、なぜ髪がチリチリに痛むのか?」「高額な料金を払ったのに効果がないと感じるのはなぜか?」——この疑問は、多くの生活者が抱える最大の不信感です。第一線で100名以上の髪質改善を手がけるTry Salonやくせ毛特化技術者たちの現場報告を紐解くと、そこには明確な2つの構造的要因が浮かび上がります。

第1の要因は、施術の化学的エラーによる「酸の過剰収斂(かしゅうれん)」と「熱によるタンパク変性」です。酸熱トリートメントでは強酸性の薬剤を使用するため、髪の健康的な弱酸性(pH4.5〜5.5)を大きく下回る強酸領域へ一時的に傾きます。この状態で水分を飛ばすストレートアイロンの温度選定(通常180℃以上)やプレス圧を誤ると、髪の主成分であるケラチンが硬化し、茹で卵のように柔軟性を失ってパリパリに脆くなります。これがネット上で囁かれる「失敗して髪がビビり毛になった」という噂の正体です。

第2の要因は、サロン側の事前カウンセリング不足と生活者の認知ギャップです。くせ毛・髪質改善の専門家である岡本勇人氏は自らの発信で「髪質改善は魔法ではない。効果が出る人と出ない人は髪質によって完全に分かれる」と明言しています。もともとの強いうねりや縮毛に対して、還元剤を含まない酸熱トリートメントを行っても、ボリュームは落ちてもうねりは伸びません。結果として顧客側は「高いお金を払ったのに全く効果がなかった」と評価することになります。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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