銀行口座が開設できない理由は?個人の審査落ち原因と対策を徹底解明
銀行口座が開設できない理由は?個人の審査落ち原因と対策を徹底解明について専門的な視点から解説いたします。専門家の見解をチェックしてください。
ネット上の掲示板やSNSで最も広く信じられている俗説が、「クレジットカードを滞納してブラックリストに載っているから、銀行口座が作れない」という言説です。しかし、この説には大きな誤解と事実誤認が含まれています。
結論から言えば、信用情報機関CICと銀行口座審査には、純粋な普通預金口座の開設に関する限り直接の連動性はありません。CICやJICCといった個人信用情報機関は、クレジットカードのショッピング枠や各種ローンの与信審査に用いられる機関です。銀行が普通預金口座を開設する際、預金は「銀行側が顧客からお金を預かる取引」であり、銀行がお金を貸す「与信取引」ではないため、原則としてCICの信用情報を照会する法的な権限も理由も存在しません。
それにもかかわらず、「自己破産や債務整理の直後に口座開設を断られた」という体験談が後を絶たない理由には、以下の3つのカラクリが存在します。
- デビットカードやクレジット機能の一体型で申し込んでいる:キャッシュカードにクレジット機能や後払い式デビット機能が付帯している場合、当然ながら信用情報機関の照会が行われ、事故情報によって審査落ちします。その結果として「口座開設そのものが拒否された」と誤認するケースです。
- 社内ブラック(内部情報)への抵触:過去にその銀行や系列の消費者金融・保証会社で債務整理や代位弁済を行った場合、信用情報機関の保有期間(5年〜7年)が過ぎていても、グループ内部の半永久的なデータベースに事故歴が残っています。
- 過去の口座凍結履歴と金融事故の存在:最も致命的なのがこれです。過去に振り込め詐欺などの犯罪グループへ口座を譲渡したり、闇金との取引履歴があったりして強制解約・凍結された履歴がある場合、全国銀行協会のシステムを通じて全金融機関で情報が共有されています。このフラグが立っている人物は、日本国内のあらゆる銀行で新規口座を開設することが極めて困難になります。