冷凍食品の賞味期限切れは半年や1年でも安全?危険サインと真の保存法
冷凍食品の賞味期限切れは半年や1年でも安全?危険サインと真の保存法について詳しく解説いたします。専門家の見解をお届けします。
食品表示基準において、冷凍食品に印字されている日付のほぼ100%が「賞味期限」である。傷みやすい生鮮品や弁当類に付けられる「安全に食べられる期限=消費期限」とは異なり、賞味期限は「メーカーが定めた手順で保存した場合に、本来の味や風味覚を十二分に保てる期限」を指す。
一般社団法人日本冷凍食品協会のガイドラインによれば、市販冷凍食品の賞味期限は、マイナス18度以下の流通・保管環境を前提として製造日から数ヶ月〜1年程度に設定されている。しかし、ここには業界関係者が口を揃える「前提条件の罠」が存在する。
食品工場の急速冷凍庫(ショックフリーザー)は、マイナス30度からマイナス40度の超低温で食品内部の細胞壁を壊さずに瞬間凍結する。この環境下で管理される流通網では長期保存が可能だが、一般家庭に届いた瞬間からその前提は崩壊する。メーカーが保証する賞味期限は、あくまで「温度が乱高下しない理想的なマイナス18度以下」をキープできた場合に限られた数値なのである。