大学生のお小遣い平均は?実家・一人暮らしの格差とリアルな生活費

大学生のお小遣い平均は?実家・一人暮らしの格差とリアルな生活費の詳細について、分かりやすい解説を詳しくお届けします。

大学生の子どもに渡す毎月のお小遣いについて、世間の相場は一体いくらなのか。全国大学生活協同組合連合会(全国大学生協連)が発表した「学生生活実態調査」や民間金融機関の動向分析を精査すると、住環境の違いによって受給形態と実質的な金額に決定的な断絶が存在することが分かります。

まず、自宅から通う実家暮らしにおけるお小遣いの相場は、受給者全体の平均値で月額約1万3,000円〜1万5,000円程度で推移しています。ただし、金額のボリュームゾーンは「1万円」または「2万円〜3万円」に二極化しており、家賃や光熱費、基本的な食費が家庭から現物支給されている前提を踏まえた「純粋なお小遣い(自由裁量費)」として設計されているケースがほとんどです。

対照的に、アパートや学生寮で生活する一人暮らしの仕送り平均は月額約7万円前後(約6万8,000円〜7万2,000円)となっています。この金額だけを見ると潤沢に思えるかもしれませんが、ここから家賃補助、光熱水道費、日々の食費が差し引かれます。首都圏や近畿圏など家賃相場が高騰している大都市部では、仕送り全額が家賃と固定費に消え、手元に残る実質的な「お小遣い」はゼロに等しいという下宿生が少なくありません。

さらに注目すべきは、大学生のお小遣いなしの割合が実質的に全体の4割超(約40%〜45%)を占めている点です。「高校を卒業したのだから自分の遊興費や衣類代は自分で稼ぐべき」という家庭教育方針や、親世代の可処分所得減少に伴い、定額のお小遣いを一切受け取らず、必要な時だけ少額の臨時補填を頼む、あるいは完全にアルバイト代だけでやりくりする学生が標準的な選択肢として定着しています。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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