同潤会とは何だったのか?震災復興から表参道ヒルズ誕生の歴史と現在

同潤会とは何だったのか?震災復興から表参道ヒルズ誕生の歴史と現在とはどのようなものなのか? 詳しい意味を簡潔に解説します。

Q1:同潤会アパートの建物は、2026年現在どこかに現存していますか?
A1:居住用として現存する住棟は日本国内に1棟も残っていません。最後の1棟だった上野下アパートが2013年に解体され、すべて姿を消しました。ただし、表参道ヒルズの東端にある「同潤館」のように、当時の外観意匠と階段室の一部を再現・復元した商業空間として見学できる施設が存在します。

Q2:当時の同潤会アパートの間取りや家賃はどのような水準でしたか?
A2:間取りは独身者向けのワンルーム(約6畳+前室)から、ファミリー向けの2DK・3DK(和室2室+板の間+キッチン・水洗トイレ)まで多彩でした。家賃は立地や広さにより月額十数円〜数十円で、当時の大卒初任給(約50〜60円)に照らすと決して安価ではなく、官吏や教師、会社員など中流以上のインテリ層が主な居住者でした。

Q3:なぜ「同潤会」という組織はなくなってしまったのですか?
A3:太平洋戦争前の1941年(昭和16年)、戦時体制下における住宅供給の一元化を目的として設立された「住宅営団」に統合・吸収されたためです。法人は消滅しましたが、その設計思想や技術的蓄積は戦後の日本住宅公団(現・UR都市機構)へと継承され、全国の公団住宅(団地)づくりの礎となりました。

森 瞳

森 瞳

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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