タンパク質とアミノ酸の違いとは?吸収速度とプロテイン選びの真相

タンパク質とアミノ酸の違いとは?吸収速度とプロテイン選びの真相について分かりやすく解説いたします。詳細な分析をご確認ください。

大手フィットネスクラブの現場トレーナーや、SNS(XやInstagram)、知恵袋などのコミュニティに寄せられる実際の利用者の声をつぶさに検証すると、理論値通りにはいかない実態が浮かび上がってきます。

特に目立つトラブルが、EAAやアミノ酸粉末を一気に高濃度で飲み干したことによる浸透圧性の下痢・腹痛です。分子量が小さく高濃度のアミノ酸水溶液が急速に腸内に流れ込むと、腸管内の浸透圧を薄めようとして周囲の血管から水分が一気に腸管内へ引き込まれます。取材に応じた実業団所属のパワーリフター(30代男性)は次のように証言しています。

「EAAが筋合成に効くと聞いて、トレーニング開始直前に濃いめのドリンクを300ml一気飲みしたところ、スクワットのセット中に強烈な腹痛に襲われトイレから出られなくなった。トレーナーから『アミノ酸は少しずつ薄めて運動中にすするように飲むのが鉄則』と指導されて以来、水分補給ボトルに700mlの水で溶かし、インターバルごとに一口ずつ含むように変えたら劇的に調子が上がった」

また、ネット上で散見される「EAAさえ飲んでいれば食事のプロテインや固形肉は不要」という極論も、現場指導者から強く戒められています。消化器官は使わなければ機能が低下します。固形タンパク質を胃腸で消化・吸収するプロセス自体が食事誘発性熱産生(DIT)としてエネルギーを消費し、消化管ホルモンの健全な分泌を促すからです。サプリメント信奉が高じるあまり、咀嚼と消化という人間の根源的な生理機能を軽視することは明らかなリスクと言えます。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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