膵頭十二指腸切除術の真相|生存率・後遺症・術後食事を完全解説
膵頭十二指腸切除術の真相|生存率・後遺症・術後食事を完全解説にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。
膵頭十二指腸切除術は、病変のある膵臓の頭部とともに十二指腸、胆嚢、総胆管、場合によっては胃の一部をひとまとめに切除し、残った膵臓・胆管・消化管をそれぞれつなぎ合わせる(再建する)非常に高度な手術です。切除後の再建には「膵管空腸吻合」「胆管空腸吻合」「胃(または十二指腸)空腸吻合」の3つの吻合が必要であり、これが手術時間を長期化させる大きな要因となっています。
日本外科学会の集計データによると、一般的な手術時間は6〜8時間程度、出血量や癒着の度合いによってはさらに時間を要する場合もあります。術式は切除範囲によって主に以下のタイプに分類されます。
現在では、根治性を損なわない範囲で胃の機能をできる限り残す亜全胃温存膵頭十二指腸切除術(SSPPD)が多くの施設で標準的に行われています。また、手技の難しさから導入が慎重だった腹腔鏡下手術やダヴィンチ等の手術支援ロボットを用いた術式も、保険適用と施設基準の整備によって実績のある施設を中心に安全に実施されています。