インフル治りかけの咳や微熱は危険信号?解熱後の感染力と出勤復帰基準
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SNSやネット掲示板、Q&Aサイトを定点観測すると、解熱直後の行動判断を巡って後悔の念を吐露する投稿が後を絶ちません。とりわけ、「熱が下がった翌日に出勤したら会議室で咳が止まらなくなり、同僚から冷ややかな視線を向けられた」「週末に平熱に戻ったので子供を連れて外出したところ、翌朝38度台後半まで熱が跳ね上がった」といったリアルな告白が毎年無数に確認されます。
こうした回復期の落とし穴をより深く読み解く鍵となるのが、インフルエンザA型B型の経過違いです。感染したウイルスの型によって、治りかけの臨床像には明確なパターンの差異が見られます。
まずA型インフルエンザは、39度から40度前後の急激な高熱と強い関節痛・筋肉痛で幕を開けます。ウイルスの毒性と生体反応が激しい分、抗ウイルス薬の反応性も比較的良好で、投薬後24〜48時間でストンと平熱まで解熱する傾向があります。しかし、急激に解熱するがゆえに「完全に治った」と錯覚しやすく、その後の気道粘膜障害による激しい空咳や、激痛を伴う咽頭炎が治りかけの段階で重くのしかかってきます。
対照的にB型インフルエンザは、初期の発熱が37度台後半から38度台前半と比較的緩やかで、微熱がダラダラと長引くのが特徴です。解熱の境界線が極めて曖昧であり、加えて腹痛、嘔気、下痢といった消化器症状が治りかけの時期まで残存しやすい傾向があります。さらにB型は解熱後に再び熱が上昇する「二峰性発熱」の出現頻度がA型よりも統計的に高いことが知られており、「治ったと思って動き始めたら翌日に微熱がぶり返した」というトラブルの多くはB型感染時に頻発しています。