妊娠中のインフル予防接種は安全?胎児への影響と推奨時期の真実

妊娠中のインフル予防接種は安全?胎児への影響と推奨時期の真実について徹底解説いたします。専門家の見解をご確認ください。

妊娠中はホルモンバランスの変化や、大きくなる子宮による横隔膜の圧迫、さらには胎児を異物として拒絶しないための免疫抑制状態が重なります。そのため、非妊娠時と比べて妊婦のインフルエンザ重症化リスクは格段に跳ね上がります。

日本産科婦人科学会のガイドラインにおいても、妊婦へのワクチン接種は明確に推奨されています。重症化に伴う高熱が持続すると、母体だけでなく胎児仮死や切迫早産のリスクが上昇するため、感染そのものを防ぐ、あるいは軽症にとどめることが最大の防御策となります。

さらに、母体がワクチンを接種することで作られた「IgG抗体」は胎盤を通じて胎児へと移行します。生後6か月未満の乳児はインフルエンザワクチンを接種できませんが、母体経由の移行抗体によって生後数か月間の発症リスクを約50〜60%低減できることが分かっています。これが、産婦人科の推奨理由として挙げられる最大のメリットです。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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