カーボンヒーターとは?電気代の真相とハロゲンとの違いを徹底解剖
カーボンヒーターとは?電気代の真相とハロゲンとの違いを徹底解剖についての疑問解決ガイドをご紹介します。
カーボンヒーターとは、石英ガラス管の中に炭素繊維(カーボンファイバー)を不活性ガスとともに封入し、これに通電して発熱させる電気ストーブの一種です。暖房器具としての最大の特徴は、電磁波の一種である「遠赤外線」の放射率が極めて高い点にあります。
一般的な暖房機器が室内の空気を暖めて循環させる「対流式」(エアコンやファンヒーターなど)であるのに対し、カーボンヒーターは熱線が直接対象物に当たって熱に変換される「輻射(ふくしゃ)式」を採用しています。人間を構成する生体組織や水分は、波長3〜10マイクロメートル付近の遠赤外線を極めて効率よく吸収する物理的性質を持っています。カーボンヒーターが放つ波長域はこの生体吸収帯にピタリと合致するため、照射された皮膚の表面だけでなく、血流を介して身体の奥深くまで温感が浸透するメカニズムを持ちます。
電源スイッチを投入してから熱を感じるまでのタイムラグはわずか数秒です。帰宅直後の冷え切った身体を即座に温めたい場面や、短時間の滞在にとどまる空間において、この速暖性と浸透性の高い熱放射は他の方式にはない明確なアドバンテージを発揮します。