生まれつき眼球がない無眼球症とは?原因と最新義眼治療・支援を追う

生まれつき眼球がない無眼球症とは?原因と最新義眼治療・支援を追うについての最新情報をお届けします。

医療技術の進展に伴い、「義眼を入れることで視力を取り戻すことはできるのか」という質問が頻繁に寄せられます。現在一般的に使用されている義眼は、外見の自然さを再現し眼窩骨の発育を促す「整容用義眼」であり、視力そのものを回復させる機能はありません。

一方で、義眼と視力に関する最新医療の領域では、バイオニックアイ(人工網膜)や大脳視覚野に直接電極を配置して視覚パターンを脳に届ける「脳内インプラント技術」の研究が世界中で進展しています。網膜や視神経そのものが欠損している無眼球症に対しては、視神経を介さずに視覚情報を脳へ直接送出するブレイン・マシン・インターフェース(BMI)のアプローチが将来的な光明として期待されています。

治療や義眼の作製にかかる費用面については、日本の充実した公的医療支援制度が適用されます。

眼窩拡張のための通院や義眼床形成術の手術費用には各種健康保険が適用されるほか、乳幼児であれば「子ども医療費助成制度」や「自立支援医療(育成医療)」を活用することで、自己負担額が大幅に軽減または実質無償化されます。さらに、完成した義眼の作製費(片眼で数万〜十数万円程度)についても、障害者総合支援法に基づく「補装具費支給制度」を申請することで公費負担を受けられます。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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