阿波おどり振興協会「分裂」の真相と内幕|徳島市との対立と現在
阿波おどり振興協会「分裂」の真相と内幕|徳島市との対立と現在に関する主要なデータを丁寧に解説いたします。
阿波おどり振興協会を巡る騒動を理解する上で外せないのが、祭りの主役である「有名連(老舗の踊り手グループ)」を束ねる二大団体と、行政・運営サイドとの権力構造です。
阿波おどりの世界には、著名な踊り手組織として阿波おどり振興協会と徳島県阿波踊り協会が存在します。もともと一枚岩だったわけではありませんが、祭りの運営方針を巡って行政(徳島市)との距離感に明確な温度差が生じ、結果として踊り手側全体の足並みが乱れ、実質的な組織分裂や対立構造が表面化しました。
振興協会側が徳島市や新設された実行委員会と激しく衝突した主な理由は、次の3点に集約されます。
- 長年続いた踊り手主導の運営からの排除感:行政主導によるトップダウン型の改革が進められ、現場の意見が反映されなくなったことへの不信感。
- 名物演出「総踊り」の突然の中止決定:観光客誘致の目玉であった演出が、特定の演舞場の赤字解消という運営側の都合で一方的に見直されたこと。
- 組織の解散と債務処理を巡る責任転嫁:後述する徳島市観光協会の破産処理に伴い、振興協会幹部と市政首脳陣との間で決定的な不信感が生まれたこと。
阿波おどり振興協会の理事長をはじめとする幹部陣は、「伝統を支えてきた踊り手を軽視した商業主義への傾斜」に強く抗議し、これが長年にわたる両者の確執へと繋がっていきました。