セイバーのアホ毛の秘密|抜くとオルタ化する真相と公式設定の歴史
セイバーのアホ毛の秘密|抜くとオルタ化する真相と公式設定の歴史の基本情報から最新動向までを一挙に解説しました。
ネット上で広く信じられている「セイバーのアホ毛を抜くと暴君であるセイバーオルタに変貌する」という設定ですが、厳密な『Fate/stay night』原作ゲーム(本編)におけるセイバーオルタ反転の経緯とは異なります。
原作の「Heaven's Feel(桜ルート)」におけるセイバーオルタは、聖杯の泥に呑まれ、汚染・受肉させられたことで誕生した非情なる黒化英霊です。しかし、2007年にカプコンから発売された3D対戦アクションゲーム『フェイト/タイガーころしあむ』において、シナリオを担当した奈須きのこ氏自身の手によって「アホ毛は彼女の理性を司るリミッターであり、引き抜くと激怒してオルタ化する」というコミカルなギミックが導入されました。
この衝撃的なギャグ設定は、TYPE-MOON10周年記念OVA『カーニバル・ファンタズム』第8話「働くセイバー」でアニメーション化されたことで決定打となります。洋食店「アホネン」で理不尽な客のクレームを受けたセイバーが、自ら頭頂部のアホ毛を「ブチッ」と引き抜いた瞬間にオルタ化し、ドスの効いた声で店内を支配する姿は、ファンの間で伝説の神回として刻まれました。パロディ発のアイデアが公式の逆輸入を経て、ファンダム全体に広く認知される典型例といえます。