竹ノ塚フィリピンパブの光と影!聖地リトルマニラの現在を追う

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竹ノ塚がフィリピンタウンとして隆盛を極めた背景には、1980〜90年代の入国管理政策がある。当時、多くのフィリピン人女性が「タレント」名目で興行ビザを取得して来日し、その一大受け皿となったのがこの街だった。毎晩のように観光バスが乗り付け、全国から客が押し寄せた狂乱の時代だ。

潮目が変わったのは2005年。人身取引対策の一環として興行ビザの発給基準が厳格化され、新規のタレント来日は激減した。看板を下ろす店が相次ぎ、街の勢いは失速したかに見えた。だが、街の灯は完全に消えたわけではない。作家の中島弘象が著書や映画『フィリピンパブ嬢の社会学』で描いたように、日本に定住した女性たちが主導権を握り、コミュニティに根ざした店舗経営へと舵を切ったのである。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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