ハレンチ学園の衝撃!児島美ゆきが刻んだ昭和カルチャーの金字塔
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1960年代末から1970年代初頭にかけて、『週刊少年ジャンプ』で連載されていた永井豪の『ハレンチ学園』は、子どもたちの熱狂的な支持を集める一方で、PTAや教育関係者から「有害図書」の筆頭として激しいバッシングを浴びていた。スカートめくりが社会問題化する異様な熱気の中、日活がこの怪物作の実写化に踏み切る。
主役の柳生十兵衛役に抜擢されたのが、当時まだ十代半ばだった児島美ゆきである。眼帯にセーラー服、手には竹刀。漫画から抜け出してきたかのような圧倒的なビジュアルの完成度と、大胆な肌の露出を恐れない天真爛漫な演技は、観客の度肝を抜いた。『ハレンチ学園 (映画)』シリーズは大ヒットを記録し、日活のドル箱コンテンツへと成長していく。
しかし、その裏で彼女が背負ったプレッシャーは計り知れない。世間の非難の矛先が未成年の主演女優に向けられることも少なくなかったが、彼女はカメラの前で堂々と笑ってみせた。あの屈託のない笑顔こそが、低俗と切り捨てようとする大人たちの偽善を打ち破る最大の武器だった。