川島なお美の若い頃が美しすぎると話題!青学アイドルから失楽園の軌跡
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アイドル歌手としての活動を経て、彼女がお茶の間の好感度を決定づけたのが、中京テレビ制作の国民的人気番組『お笑いマンガ道場』へのレギュラー出演でした。1982年から約7年間にわたり出演したこの番組で、彼女は鈴木義司氏や富永一朗氏、車だん吉氏といった個性派の男性陣に囲まれながら、華やかで機転の利く紅一点として絶大な存在感を発揮します。
単に着席して微笑んでいるだけのアシスタントではありませんでした。自らスケッチブックに愛らしいイラストを描き、ウィットに富んだ回答で共演者を翻弄するその姿は、のちの「バラドル(バラエティアイドル)」というジャンルの先駆的なモデルケースとなりました。才色兼備を地で行く彼女の活躍は、番組の平均視聴率を常時20%前後に押し上げる原動力となったと当時のテレビ局関係者は証言しています。
しかし、彼女の真骨頂はここからでした。20代後半から30代へと差し掛かる過渡期、彼女は「バラエティで重宝される可愛いお姉さん」という安全圏に留まることを潔しとしませんでした。女優としての本格的な脱皮を期して臨んだのが、1997年に放送された日本テレビ系列の連続ドラマ『失楽園』です。
渡辺淳一原作の不倫劇を描いた同作で、彼女は主人公の愛人・松原凛子役を熱演。当時のテレビドラマとしては異例とも言える過激な濡れ場にも一切の妥協なく挑み、狂おしいまでの情念と大人の色気を全身全霊で表現しました。それまでの明るく知的なイメージを完全に覆す体当たりの演技は世間に大きな衝撃を与え、ドラマは最高視聴率27.3%を記録するメガヒットとなります。
後に彼女は自著やインタビューの中で、「あの作品で私は一度、これまでの自分をすべて脱ぎ捨てた。批判される恐怖よりも、表現者として殻を破りたいという欲求が勝っていた」と語っています。清純派の過去に甘んじることなく、退路を断って挑んだ覚悟こそが、彼女を真の大女優へと昇華させた決定打でした。