曹洞宗の盆棚飾り方完全解説|位牌配置や水の子の作法と初盆の極意
曹洞宗の盆棚飾り方完全解説|位牌配置や水の子の作法と初盆の極意を徹底追究! 知っておきたい 重要ポイントを凝縮して配信します。
故人が亡くなって四十九日を過ぎ、初めて迎えるお盆を「初盆(はつぼん)」または「新盆(にいぼん・しんぼん)」と呼びます。曹洞宗における初盆の飾り方は通常のお盆よりも丁重に行われ、用意する仏具にも特有の厳格な決まりがあります。
初盆の象徴となるのが、新盆用の白提灯(白紋天提灯)です。絵柄の入った一般的な盆提灯とは異なり、無地の白い和紙で作られた吊り提灯であり、故人の迷いなき霊が初めて我が家へ戻る際の目印となります。白提灯を飾る場所は、かつては玄関先や庭の軒先が一般的でしたが、防犯や天候への配慮から、現在では「盆棚のすぐ脇」または「部屋の窓際」に吊るすケースが主流となっています。
準備と片付けを迷いなく進めるために、全国共通となる標準的なタイムラインを把握しておきましょう。
- 8月7日前後(立秋を過ぎた頃):盆棚の骨組みや仏具の清掃、まこもや麻幹などの消耗品を調達し始めます。曹洞宗の盆棚をいつから飾るかという問いに対しては、寺院法要の日程にもよりますが、遅くとも12日の夕方までには完成させるのが通例です。
- 8月13日(迎え盆):午前中に白提灯を灯し、精霊馬を内向きにセットします。夕刻には玄関前で麻幹を焚いて「迎え火」を行い、煙に乗ってやってくる霊を迎えます。
- 8月14日〜15日(盆中):朝昼晩と霊供膳をお供えし、水の子へミソハギで水を打ちます。親族や弔問客を迎え、菩提寺の僧侶による棚経(読経)を受けます。
- 8月16日(送り盆):夕方に精霊馬の向きを外向きに変え、玄関前で「送り火」を焚いて見送ります。
白提灯は初盆に一度だけ使う神聖な使い切り品です。役目を終えた白提灯は、送り火の火で一部を少しだけ焦がして鎮魂の意を示した後、菩提寺のお焚き上げに納めるか、清めの塩を振って自治体の分別ルールに従い丁重に処分します。翌年のお盆に白提灯を再利用することはタブーとされているため注意してください。