ムスカ大佐の正体と裏設定の真実|本名・28歳説や名言誕生秘話を解剖
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物語のクライマックス、パズーとシータが唱えた滅びの呪文「バルス」によって、ラピュタの底部は光を放ちながら崩壊をはじめます。この直後、ムスカ大佐は一体どうなったのか。テレビ画面では一瞬の出来事ですが、映像をコマ送りで確認すると極めて過酷な結末が描かれています。
強烈な光によって完全に視力を失ったムスカは、「目がぁ〜!」と叫びながら虚空を彷徨い、足場を失って崩壊する建物の瓦礫の中へと巻き込まれていきます。そして、ラピュタの木組みや石組みが海へと落下していくロングショットのカットにおいて、瓦礫と一緒に海へと放り出されていくムスカの小さな姿が作画されているのは、ファンの間でも非常に有名な事実です。
宮崎駿監督は、悪役であっても逃亡や生存の余地を残さず、自らが信じたテクノロジーの崩壊とともに海中へ消えるという「因果応報の最期」を明確に描き切りました。自らを神と錯覚した男が、最期は彼自身が吐き捨てた「ゴミ」のように落下していく演出は、作品の持つ痛烈なテーマ性を象徴しています。