大相撲・納谷兄弟の長男はなぜプロレスへ?王鵬の兄・幸男の現在と真相
大相撲・納谷兄弟の長男はなぜプロレスへ?王鵬の兄・幸男の現在と真相の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。
恵まれた体格と血統を持ちながら、なぜ幸男は相撲界へ進まなかったのか。関係者の証言や過去のインタビュー記録を紐解くと、そこには「敷かれたレール」に対する激しい葛藤と、彼自身の揺るぎないアイデンティティの戦いがありました。
少年時代、幸男は周囲からの激しい期待にさらされて育ちました。「大鵬の孫なんだから相撲をやるのが当たり前」「親父(貴闘力)の後を継げ」というプレッシャーは、自我が芽生える少年期において息苦しい呪縛となっていきます。実際、中学・高校と相撲部に籍を置いていたものの、当時の心境について幸男は「相撲はやらされていた感覚が強く、どうしても心から好きになれなかった」と吐露しています。
対照的に、彼の心を鷲掴みにしたのは幼少期にテレビやビデオで観たプロレスでした。豪快に相手を投げ飛ばし、痛みに耐えて立ち上がるプロレスラーの姿に本物のヒーロー像を見出していたのです。父である貴闘力からは当然のように角界入りを迫られ、激しい口論や対立が繰り返されたと伝えられています。しかし幸男は、「親の七光りで相撲に入れば、一生『大鵬の孫』という枠から出られない。自分の力で、自分が本当に愛するプロレスで生きていきたい」という強い覚悟を貫き、親の反対を押し切ってプロレス界へ飛び込みました。