シルク『クーザ』伝説とホイール・オブ・デスの衝撃!日本再演の行方
シルク『クーザ』伝説とホイール・オブ・デスの衝撃!日本再演の行方にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。
『クーザ』を語る上で絶対に外せないのが、会場全体が息を呑む伝説の演目「ホイール・オブ・デス(死の車輪)」です。巨大な回転アームの両端に取り付けられた2つの金属製ホイールの中で、2人のパフォーマーが重力に逆らうように駆け抜けます。
演目の最大の特徴は、命綱(安全ベルト)や落下防止ネットが一切存在しない点にあります。ホイールが遠心力で加速する中、パフォーマーはホイールの外側に飛び出し、目も眩むような高所で縄跳びを跳び、果ては目隠しをして宙返りを決めます。足を踏み外せば大惨事になりかねない極限状態のパフォーマンスは、観客席にダイレクトに恐怖と興奮を叩き込みました。
その危険度の高さから、インターネット上では「クーザで重大な落下事故が起きたのではないか」という噂が検索されるケースが少なくありません。しかし調査の結果、日本公演を含む公式ツアーにおいて演目中の致命的な大事故が起きたという公式記録はありません。超高難度のアクトゆえにリハーサル時のヒヤリハット事例や他サーカス団の類似事故のニュースと混同されたことが、ネット上で噂がひとり歩きした要因と考えられます。極限の緊張感の中でも完璧なコントロールを維持するキャスト陣の超人的な技術こそが、この演目を伝説足らしめている理由です。