私鉄唯一の近鉄お召し列車!しまかぜ選定の真相と歴代秘話を徹底追跡
私鉄唯一の近鉄お召し列車!しまかぜ選定の真相と歴代秘話を徹底追跡の基本情報から最新動向までを徹底的にカバーしました。
2014年以降、近鉄お召し列車の主役に抜擢されたのが、伊勢志摩のフラッグシップである近鉄50000系観光特急「しまかぜ」です。2014年3月の「式年遷宮に伴う親謁の儀」、そして2019年11月の「即位の礼・大嘗祭後の親謁の儀」において、天皇皇后両陛下ご乗用列車として運行されました。
50000系しまかぜが選定された最大の理由は、現代の鉄道技術における最高水準の居住性と静粛性にあります。本革を使用したプレミアムシートは、鉄道車両初となるエアクッションによるマッサージ機能や電動リクライニングを備え、長時間の移動でも疲労を最小限に抑えます。さらに、アクティブサスペンションによる徹底した横揺れの抑制が、両陛下への最上級の乗り心地を担保しました。
「しまかぜ」がお召し列車として運行される際の注目ポイントは、外観と運用形態です。国鉄時代のお召し列車に見られた「正面の交差した日章旗と金色の菊の紋章」のような派手な外装装飾は、近鉄では基本的に行われません。私鉄の保安基準や現代の皇室行幸啓のあり方に合わせ、外見は日常の凛々しい「しまかぜ」のフォルムを保ちつつ、前面の行先表示器を無表示または専用設定とし、車内のみを完璧なお召し仕様へと改装するスタイルが採られています。この「過度な装飾を排し、本質的な安全性と快適性で最高敬意を示す」姿勢こそ、近鉄流のお召し列車の真骨頂です。