東京ドーム680個分!地球最大の生命体オニナラタケの恐ろしい正体

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この前代未聞の生命体が浮き彫りになったきっかけは、森の「異変」だった。1990年代、アメリカ森林局の研究チームは、オレゴン州の森林で大規模に樹木が枯死している現象の原因究明に乗り出した。病原体を特定しようと現地で調査を進める中で、異彩を放つ仮説を打ち立てたのが、トロント大学のジェームズ・アンダーソン博士らを中心とする研究者グループだった。

彼らは広大なエリアの複数箇所からオニナラタケのサンプルを採取し、DNA型を徹底的に照合した。当初は無数の個体群が群生していると考えられていたが、解析結果が示したのは驚くべき真実だった。何キロメートルも離れた場所から採取された菌糸が、全く同じ遺伝子を持つ「単一の個体」だったのだ。森林管理の現場で偶然捕らえられたこの発見は、菌類学の歴史を塗り替える重大な金字塔となった。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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