元議員・山本譲司の現在と事件の真相|獄窓記が変えた日本の福祉
元議員・山本譲司の現在と事件の真相|獄窓記が変えた日本の福祉の特集記事をお届けします。役立つ情報がチェックできます。
2006年に刊行された『累犯障害者』(新潮文庫)は、さらに踏み込んで罪を犯した障がい者の受け皿問題を追究し、法務省や厚生労働省を本格的に動かしました。それまで「罪を犯した者は刑罰で懲らしめる」という司法の枠組みしかなかった日本において、刑期を終えても身寄りがなく、福祉サービスにも繋がれない人々が再犯を繰り返す悪循環がデータとして可視化されたためです。
厚生労働省は2009年度から全国47都道府県に「地域生活定着支援センター」を設置。刑務所を出所する高齢者や障がい者を福祉サービスへと橋渡しする体制が制度化されました。一人の元国会議員による獄中告白が、国家の行政機構そのものを動かした稀有な実例です。