一礼二拍手一礼は間違い?神社と寺の作法の違いと正しい参拝手順
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神社の標準作法は「二礼二拍手一礼」ですが、一部の歴史ある大社では古くからの祭祀形態を守り続けており、拍手の回数が異なる例外が存在します。代表的なのが、島根県の出雲大社における「二礼四拍手一礼(二拝四拍手一拝)」です。
出雲大社で四拍手を打つ理由について、出雲大社教の伝承や祭祀史料によると、最も格式の高い大祭礼(年に一度の例祭など)で神職が奉仕する際の「八拍手」が起源とされています。「八」は古来日本において無限や完全、極めて栄える数を意味し、神に対する最高の敬意を表します。一般の参拝者はこの八拍手の半分である四拍手を打つことで、主祭神である大国主大神への篤い畏敬と感謝を捧げる慣わしとなっています。
また、全国八幡宮の総本宮である大分県の宇佐神宮(四拍手を行う理由)や、新潟県の弥彦神社(越後一宮)においても、公式に「二礼四拍手一礼」が伝承されています。宇佐神宮では古来、神仏習合の発祥の地として独自の厳格な祭祀規程が敷かれており、神職の間で受け継がれてきた古義の作法が現代の一般参拝者向け案内にもそのまま継承されています。
なお、家庭内に祀る神棚の参拝方法も基本は「二礼二拍手一礼」です。毎朝の水や米、塩を取り替えた後の拝礼は、神社拝殿での作法と寸分違わず同じ手順で行うのが正しい祀り方となります。