なぜローレルC33の相場は異常高騰するのか?Rbの魅力と維持費の真相
なぜローレルC33の相場は異常高騰するのか?Rbの魅力と維持費の真相についての疑問解決ガイドをお届けします。
C33型が現在も愛好家の心を捉えて離さない根源は、そのプロポーションが醸し出すバブル期の華やぎにあります。最大の技術的・意匠的アイコンが、Bピラーをボディ内側に巧みに隠したローレルC33のピラードハードトップです。衝突安全基準やボディ剛性の向上を理由に、窓枠のないサッシュレス構造とピラーレス風の開放感を両立させたこの設計は、日産の黄金期を象徴する造形美としてローレルC33の現在の評価と評判を決定づけています。
モデルラインナップの双璧を成していたのが、ラグジュアリー路線の「メダリスト」と、走りのテイストを色濃く反映した「クラブS」でした。
豪華仕様の筆頭であるC33ローレル メダリストは、上質なモケットシートや本木目調パネルが奢られ、最上級グレードの「メダリスト・クラブL」では本革シートや上質な電子制御サスペンション(DUET-SS)が選択可能でした。静粛性の高い高級セダンとしての風格を前面に押し出し、当時のアッパーミドル層から絶大な支持を得たモデルです。
対するC33ローレル クラブSは、フロントスポイラーやダーク基調のインテリア、引き締められた足回りを装備し、スポーティセダンとしてのキャラクターを鮮明にしていました。どちらのグレードも、スクエアな直線基調の中にわずかな曲面を走らせた端正なボディラインを持ち、後続モデルのC34型が大型化・丸型化へ舵を切ったことで、C33の端正な美しさは一層際立つことになりました。現代の車が失ってしまった「低く構えたキャビンと伸びやかなトランク」の黄金比が、旧車ファンの審美眼を強く刺激し続けています。