氾濫平野とは?なぜ水害リスクが高い?扇状地・三角州との違いを徹底解説

氾濫平野とは?なぜ水害リスクが高い?扇状地・三角州との違いを徹底解説についての疑問解決ガイドをご紹介します。

河川がつくる堆積平野には、上流から河口に向かって「扇状地」「氾濫平野」「三角州(デルタ)」という3つの代表的な地形が存在します。学校教育や地理の授業でも頻出ですが、防災や土地選びの観点では、それぞれの水はけや地盤の固さに決定的な差があります。

地形区分主な形成場所と土質主な水害・地盤リスク土地利用と特徴扇状地山地から平野への出口。
粗い砂利・小石(水はけ抜群)土石流、扇頂付近の鉄砲水。
浸水リスクは比較的低い果樹園、畑、扇端部の集落。
傾斜があり水が得にくい場所も氾濫平野河川の中流〜下流域。
砂・シルト・粘土が混在外水氾濫・内水氾濫による浸水、
微地形による液状化リスク水田、大規模住宅街、商業地。
微地形ごとに適性が分かれる三角州(デルタ)河口付近・海岸・湖畔。
非常に細かい泥・シルト長期的な浸水、高潮、津波、
軟弱地盤による大規模液状化港湾都市、工業地帯、埋立地。
標高がほぼ海抜ゼロメートル

扇状地との違いは「傾斜と水はけ」にあります。扇状地は小石や粗い砂が堆積しているため水が地面に染み込みやすく水はけが良いのに対し、氾濫平野は勾配が極めて緩やかで水が滞留しやすい性質があります。一方、三角州との違いは「海との距離と標高」です。三角州は波や潮の影響を直接受けるゼロメートル地帯が多く、氾濫平野よりもさらに排水性が悪く地盤が軟弱な傾向にあります。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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