1歳半の発達障害チェックリストと健診の真実|早期発見が鍵となる理由
1歳半の発達障害チェックリストと健診の真実|早期発見が鍵となる理由にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。
1歳6ヶ月の段階でみられる発達の偏りや特性は、単一の行動だけで判断することはできません。日常生活のなかで「他者と関わろうとする意図が共有できているか」を多角的に見ることが不可欠です。以下に、臨床現場で確認される代表的なチェック項目を整理しました。
1. 社会的コミュニケーション・対人相互反応の項目
- 視線と応答:目が合いにくい、抱っこしても目を合わせようとしない、名前を呼んでも振り返らない(聴力に問題がない場合)。
- 指差しのバリエーション:欲しいものを指す「要求の指差し」だけでなく、見つけたものを他者に教える「叙述の指差し(あっ、ワンワンいたよ)」が出ない。
- 共同注視の成立:親が指差した方向を一緒に見ない、または自分の見ているものを親に見せようとしない。
- 発語と模倣:「ママ」「ブーブー」などの意味のある単語(有意味語)が出ない(1歳半で発語なし)、大人の身振り手振り(バイバイ、パチパチ)を真似しない。
2. 行動・感覚・身体運動の特徴
- 手の使い方(クレーン現象):他者の手を取ってリモコンに押し当てたり、扉を開けさせようとする(自分の道具のように使う)。
- 特定の動作へのこだわり:つま先歩きを頻繁に繰り返す、ミニカーのタイヤを延々と回し続ける、物を一列に並べることに固執する。
- 感覚過敏・感覚探求:特定の生活音(ドライヤーや掃除機)に激しくパニックを起こす、または抱っこや特定の衣類の肌触りを極端に嫌がる。
- 微細運動の発達:1歳半で積み木を重ねられない、小さなボーロなどを指先でつまんで口に運ぶ動作がぎこちない。
これらのサインは、自閉症スペクトラム(ASD)や発達の遅れを疑う初期の手がかりとなりますが、1歳半という月齢は個人差の幅が極めて広い時期でもあります。ひとつの項目に当てはまるからといって直ちに障害を意味するわけではありません。