服に穴が開く元凶!ヒメカツオブシムシ属の生態と完全駆除マニュアル

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住まいに潜むカツオブシムシ科の違いを把握することは、的確な防除を行うための基本です。一般家庭で猛威を振るうカツオブシムシ類には、主に「ヒメカツオブシムシ」と「ヒメマルカツオブシムシ」の2種類が存在します。

まず押さえておきたいのが、ヒメカツオブシムシの成虫の生態です。体長は3.5〜4.5ミリメートルほどで、体色は光沢のない黒褐色から黒色をしています。春先(4月下旬〜6月頃)に羽化した成虫は野外へ飛び出し、マーガレットやハルジオンなどのキク科の白い花に集まって花粉や蜜を摂取します。成虫自体は衣類を食べることはなく、人を刺すこともありませんが、交尾を終えたメスが産卵場所を求めて再び室内に潜り込み、約40〜90個もの卵を産み落とします。

そして、実際に衣類を食い荒らす元凶がヒメカツオブシムシの幼虫の特徴です。幼虫は細長い紡錘形(ニンジン型)をしており、成長すると体長は約8〜9ミリメートルに達します。体色は赤褐色から濃褐色で、尾端に筆のような長い毛束を持っているのが決定的な識別点です。一方、よく混同されるヒメマルカツオブシムシとの違いは、幼虫の体型と成虫の模様にあります。ヒメマルカツオブシムシの幼虫はやや丸みを帯びた短めのずんぐり型で、成虫は体表に白・黄・茶のまだら模様を持ちます。いずれの種も食害習性は共通していますが、ヒメカツオブシムシのほうが幼虫期間が長く、寒さや飢餓に対する耐性が強い傾向にあります。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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