Nnnニューススポット終了の真相とあのテーマ曲・時計演出の歴史

話題沸騰中の Nnnニューススポット終了の真相とあのテーマ曲・時計演出の歴史について、多角的な視点を分かりやすく掲載しています。

「NNNニューススポット」を語る上で欠かせないのが、視聴者の聴覚と視覚に刻み込まれた特徴的なテーマ曲と時計演出です。

初期から中期にかけて採用されていたのは、戦後日本の現代音楽界を代表する作曲家・黛敏郎氏が作曲した重厚な「NNNニュースのテーマ」でした。ブラスのファンファーレと不穏さすら漂わせるドラマティックなコード進行は、「何かが起きた」という報道特有の緊張感を全国のお茶の間に一瞬で伝播させました。

一方、1990年代中盤から放送終了期にかけて長く親しまれたのが、木原慶吾&スピリッツ(SPIRITS)が手掛けたフュージョン・ポップ調の楽曲です。都会的で洗練されたシンセサイザーとギターのカッティングが融合したインストゥルメンタルは、それまでの事件報道の重苦しさを払拭し、スタイリッシュな夜のニュースという新しいイメージを確立しました。このテーマ曲は、今なお「あの曲が流れると明日が学校・仕事だと実感した」と、多くの人々のノスタルジーを刺激しています。

さらに、番組オープニングに登場した「アナログ時計の画面表示」も画期的な試みでした。服部セイコー(現セイコーグループ)や三貴ジュエリーマキ、カシオ計算機などのスポンサー提供を受け、画面右下または中央に本物の現在時刻を秒針付きで表示。デジタル時計が普及する以前、日本全国の家庭がこの画面を見て腕時計や壁掛け時計の時刻を合わせていたという、インフラ的な役割も担っていたのです。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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