富士急エヴァ終了の真相と現在|実物大初号機はどこへ消えたのか
富士急エヴァ終了の真相と現在|実物大初号機はどこへ消えたのかにまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。
かつて山梨県富士吉田市の富士急ハイランドで圧倒的な存在感を放っていた「EVANGELION:WORLD」は、2021年5月9日をもって完全閉館を迎えました。現在、園内において常設のエヴァンゲリオン関連アトラクションや常設展示施設は一切稼働していません。
突如とも思える閉館劇の背景には、明確な2つの構造的理由が存在します。最大の要因は、富士急ハイランドが社運を懸けて推進した総工費約45億円の新規大型ローラーコースター「ZOKKON(ぞっこん)」の建設プロジェクトです。敷地面積が限られる遊園地開発において、巨大な屋内パビリオンを構えていたエヴァンゲリオンの敷地は、新コースターのレールレイアウトおよび駅舎を確保する上で不可欠な要所でした。
もう一つの決定打となったのが、原作アニメーションのタイムラインです。2021年3月に公開された映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』により、1995年のテレビ放送開始から四半世紀にわたって続いた物語が名実ともに完結を迎えました。富士急ハイランド側と版権元(株式会社カラー/グラウンドワークス:)との長期ライセンス契約の満了期と、シリーズの歴史的フィナーレ、さらにパーク側のスクラップ&ビルド戦略が合致した結果の必然的な幕引きでした。