いずも型護衛艦の空母化は今?艦首四角の理由と2026年最新配備計画

いずも型護衛艦の空母化は今?艦首四角の理由と2026年最新配備計画とは一体何なのか? 主要なファクトを整理してお届けします。

米海軍のサンディエゴ沖試験に参加した関係者の証言や専門誌のレポートによると、F-35Bの洋上運用は単に甲板を塗り替え、先端を四角く切るだけでは完結しません。最も過酷な挑戦は、「航空機運用のノウハウをゼロから再構築する海自乗組員の現場」にありました。

F-35Bが垂直着艦する瞬間、ジェットエンジンの排気熱は甲板上の特殊耐熱塗装を焼き、甲板クルーの足元には凄まじい熱風と轟音が叩きつけられます。従来のSH-60K哨戒ヘリの運用とは桁違いの風圧と熱量に対し、海自の甲板作業員は米海軍式の「イエロージャケット(発着艦指揮官)」「パープル(燃料補給班)」といった色分けされたフライトデッキクルーのオペレーションマニュアルを徹底的に叩き込まれました。

さらに現場の大きなハードルとなっているのが、航空自衛隊と海上自衛隊の組織間連携です。いずも型に搭載されるF-35Bは海上自衛隊の航空隊ではなく、航空自衛隊(新田原基地に新編された臨時F-35B飛行隊を母体とする部隊)に所属します。空自のパイロットが海自の艦艇に着艦し、空自の整備士が揺れる艦内で精密なステルス機のメンテナンスを行うという、前例のない統合運用が求められています。SNSや軍事ファンのコミュニティでは「実質的な空母化への高揚感」が先行しがちですが、防衛省の現場関係者からは「通信プロトコルの統一、艦内弾薬庫での精密誘導爆弾の保管・移送手順、整備スペースの狭隘さなど、実戦配備に向けた課題は山積みである」という慎重な声も根強く聞かれます。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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