カルダノの公式とは?3次方程式の解法と虚数誕生の真相を徹底解説
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カルダノの公式とは、未知数 $x$ に関する一般の3次方程式 $ax^3 + bx^2 + cx + d = 0$ ($a \neq 0$)の解を四則演算と冪根(ルート)だけで表す「3次方程式の解の公式」です。古代バビロニアやギリシャの時代から知られていた2次方程式の解法から実に1000年以上もの空白を経て、16世紀のイタリアでようやく到達した人類の金字塔と評されています。
公式の最大の特徴は、そのままでは手の打ちようがない3次方程式に対し、適切な変数変換を施して「2次の項」を消し去り、最終的に高校生でも解ける2次方程式の解の公式へと持ち込む巧妙な構造にあります。
一般形 $x^3 + ax^2 + bx + c = 0$ に対し、カルダノの公式を適用して得られる解は以下の構造を持ちます。
$$x = \sqrt[3]{-\frac{q}{2} + \sqrt{\left(\frac{q}{2}\right)^2 + \left(\frac{p}{3}\right)^3}} + \sqrt[3]{-\frac{q}{2} - \sqrt{\left(\frac{q}{2}\right)^2 + \left(\frac{p}{3}\right)^3}}$$
2次方程式の公式に比べて格段に入り組んだ形をしていますが、この数式に至る道筋は極めて論理的かつ芸術的です。次章でその導出プロセスの全貌を順を追って解説します。