座右の銘とは?意外な由来と就活で評価される選び方・人気名言一覧
座右の銘とは?意外な由来と就活で評価される選び方・人気名言一覧とは一体何なのか? 背景や要点を丁寧に紐解いて紹介します。
座右の銘(ざゆうのめい)とは、「常に自分の身の回りに置いておき、日々の戒めや励まし、行動指針とする言葉」を指します。座右とは「皇帝や主君の右側の席(最も信頼される補佐役の定位置)」や「自分の座る席の右側(すぐ手の届く身近な場所)」を意味し、銘とは「器物や石碑などに刻みつけた戒めの言葉」を表しています。
この言葉の由来は、古代中国の後漢時代に生きた学者・崔瑗(さいえん)のエピソードに端を発します。兄を理不尽に殺害された崔瑗は復讐を果たしたものの、その後の逃亡生活を経て恩赦を受けました。自らの激動の半生を深く省みた彼は、感情に任せた過ちを二度と繰り返さないよう、日常の心得や自戒を記した文章を青銅器に刻み、常に自分の座る席の右側に置いて眺めていたと伝えられています。これが文選(もんぜん)に収められた『座右銘』であり、現在の言葉の直接の起源です。
つまり、座右の銘とは単なる「好きなお気に入りのフレーズ」ではなく、自らを律し、迷ったときに正しい判断軸へ引き戻してくれる拠り所としての性質を持っています。